住まいの温かさと健康の相関関係

今日は、私が「目から鱗」だったセミナーのお話を。

先日HEAD研究会という、住宅、建築のストックをより有効に生かせないかという事を追求している、
建築を取り巻く人々の集まりのシンポジュームに行って来ました。
お題は「エネルギーと健康」。
直接関係ない様な2つのコトですが、こと住宅に関しては密接不可分な関係にあります。


家の中が寒い

エアコンを強めON

部屋の空気は暖まるが床が冷たい
(エアコンは空気を通じて部屋を温めるので、壁や床は冷たいままの事が多いのです。)


寒く感じるのでさらに温度を上げる
(寒さは温度差でも感じるので、温度差が少なければ温度が低くても寒く感じない場合もある)

でも寒いから、風呂にでも入ろう

寒い脱衣室で服を脱ぐ

寒いところで服を脱いだので、一気に血圧上昇

寒いから湯船にどぼん!!

熱さで血管が開いて一気に血圧降下

意識を失う。最悪の場合は心筋梗塞を起こす。

 

という、住宅内で起こるトップ3に入る事故が、住まいの温度に関係している事は統計的に分かっています。

ただ、救急搬送のデータなどから引かれているので、
その住まいが「どの程度寒かったか」「どの程度、断熱性能との相関関係があるか」ということが、
ある程度まとまった形で統計としてみた事がありませんでした。

今回のゲストパネラーは、慶応大学の伊香賀教授で、建築方向から疫学的な統計を取りはじめた、
おそらくは初めての方かもしれません。

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G賞 受賞記念写真 届きました。

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