地域によって変わりますが、概ね春から夏にかけて日照時間が長くなり、
それに伴い太陽光発電の発電量も多くなります。
下記はオフグリッドな我が家(気象データは東京・府中)の太陽光発電量のシミュレーショングラフです。
5月が最大となる理由は、太陽高度が5月に60度あたりになり、
オフグリッドな我が家モデルハウスの太陽光パネルが載っている屋根勾配5寸(26.5度)に対して
直角に近くなる時期で、この時期が一番発電効率が高くなるためです。
6月に一度落ち込むのは、5月に比べて太陽高度がより高くなるとともに、曇りの日が多くなるためです。
この辺りは気象庁のホームページにあるアメダスデータや、
みんなのオフグリッド研究所で使用しているシミュレーションソフトに搭載されている気象データなどを見ながら、
建てる場所の最適な角度などを割り出し、建物の設計に反映していくことが必要です。
上記の発電シミュレーションをもとに、どの程度自給できるかをシミュレーションしてみると、
4月〜9月はほぼ100%の自給が可能となる結果が出ています。
朝、蓄電池残量が60%ぐらいになり、太陽光が発電を始めるとそこから自己消費+蓄電し、
午後1時〜3時あたりで蓄電池容量が100%となります。
日が落ちてから徐々に蓄電池の電気を使っていき、翌日の朝には60%ぐらいになって
翌日また自己消費+蓄電をするサイクルで半年暮らせます。
この時期はオフグリッド住宅にとって一番恵まれたいい時期といえます。