「オフグリッド住宅」そのものは、エネルギー自給するための仕組みや工夫なので、
耐震性とは直接は関係ありません。
ただ、地震に弱いオフグリッド住宅って、なんだか片手落ちに感じますよね?
非常時にもエネルギー自給できるのに、建物が傾いて住むことができないなんて・・・
建築基準法上は耐震等級1=基準法クリアで建築することはできますが、
あくまでこれは震度6程度でも「即座に倒壊、崩壊しない」基準であって、
たとえ建物が傾いたとしても、地震後に避難できる程度の耐震性能しか持ち合わせていません。
最低でも耐震等級2、可能であれば耐震等級3で建てることが望ましいでしょう。
また、長期優良住宅認定基準が2022年10月に改正され、木造2階建以下の住宅で、
壁量計算など仕様規定で構造計画を行う場合は耐震等級3、
許容応力度計算など構造計算で構造計画を行こなう場合は耐震等級2以上が必要になりました。