葛飾スキップハウスの解体工事が始まりました。
葛飾スキップハウスは
長期優良住宅+東京ゼロエミ 水準3というハイスペックな住まい。
荒川氾濫時に水が上がる地域でもあるので、その対策も設計に含んだ住まいです。
それはさておき、今年(2022年)4月から、
・床面積の合計が80㎡以上の解体工事
・請負代金合計が100万円以上の建築物の改造、補修作業
に関しては、アスベストの事前調査結果の報告が義務付けられました。
築40年だと含まれた建材を使っている可能性が高いなぁと思いつつ、サンプリング調査を行ったところ、なんと外壁の吹き付け材(塗装)に含まれていることがわかりました(泣)
大きな声では言えませんが、除去費用だけで軽自動車の新車が買えるぐらいのコスト・・・
こうなったらちゃんとやるしかないと、建主さまにもご報告しての着手となりました。
除去方法は、塗装の剥離剤を塗りながらこそげ落とすという、なんとも地道な作業。騒音や飛散がないいいやり方なんですが、この猛暑の中の作業に、作業員さんには本当に頭が下がります。
今後建て替えやリフォームを行われる際には、まずアスベストサンプリング調査を行い、除去や封じ込め工事のコストを見込まないと、結構なコストオーバーの原因になるなぁと、ちょっと頭が痛くなっています(泣)
しかし、近隣の住民の方の安全や、廃棄先環境のことを考えると、ちゃんと対応するべきですよね。