順調に進んでいるメグロ フタツカゾクノいえ リノベーション工事。
硬質ウレタンフォームの吹き付け現場に伺いました。
普段はあまり吹き付けの硬質ウレタンは使わないのですが、
今回は鉄筋コンクリート造のリノベーションということもあり、
駆体との密着性が良く、施工性もいい吹き付けウレタンを採用。
外壁周りの下地に木を採用したもの、壁の厚みを抑えながら断熱性能を上げるために、熱橋(熱が逃げる断熱材の無い部分)になる下地部分に木を当てて、
木の断熱性能にも期待してのことです。
ちなみに、下地の木材は紀州からやってきた国産杉材です。
一般的にはRC造の内装には、LGS(薄型鉄製下地)のような大きな熱橋が出る下地材が使われることが多いのですが、今回のような施工方法を取ると、LGS下地部分で結露を起こすことも考えられ、それを避けるために木下地としました。
天井は90ミリ厚、壁は60ミリ厚、床は下にも部屋があるので、
外周周りのペリメーターゾーン(外壁から1Mぐらいの範囲)のみ、
50ミリ厚で施工していただいています。
断熱性能的には次世代省エネの1、2地域、
北海道や北東北の基準で必要な厚さを設定しています。
今まではほとんど無断熱だったので、夏は夜になっても熱せられたコンクリート駆体からの放熱で、じりじりと暑かったそうです。これぐらいの断熱性能を持てば、放射熱を感じることはほとんどないと思います。