設計協力をさせていただいた「瑞穂南平の家」、初夏の匂いが香る晴れた日に上棟しました。
瑞穂南平の家は、平屋でシンプルにプランした住まい。
3.5寸の屋根と、気持ちよく張り出した軒先やけらばが、爽やかな雰囲気を出しています。
建て方の最中、図面と現場を見比べるために、
大工さんの作業の邪魔にならないところに陣取りって図面を広げます。
今回は小屋裏があるところに確保。ここはキッチンになります。
キッチンから家全体が見渡せることも確認できました(笑)
構造材は、和歌山の山長商店さん。
山長さんはすべての材料強度を測って出しているので、とても安心して使えますし、
自社で山の管理もしているので、とてもきれいな材料が出てきます。
写真は無垢のヒノキの柱。木目がきれいですねぇ。
南側からLDを見渡したところ。
屋根勾配にあわせて吹き抜けにしています。
梁や柱のピッチがきれいですねぇ。
LDの吹き抜け部分。
母屋(屋根を支える梁)が飛んでいるので、この部分だけ強度を出すために集成材にしています。
垂木(屋根下地)も、軒の出が1.2Mあるため、303ミリピッチとちょっと細かめですが、
それがいい感じのリズムになって美しいですね。
ただ残念ながら、母屋も垂木も、断熱材を施すので隠れてしまいます。
次回は表しも考えてみようと思いました。
(大工さんは気を使うので嫌がりますが(笑))
やっぱり平屋は良いですねぇ。