南側には、夏の日射侵入を防ぐための外付けブラインドが全面に。
温暖地ではひさしで夏の日差しを防ぐことは行いますが、
能代だとそれでは冬の日射が足りなくなってしまう。
そこで、北欧では古くから取り入れられている外付けブラインドで、
積極的に「防ぐ」「取り入れる」の制御をしています。
25年前にここまでの温熱の設えができていた建物は、日本では実験住宅以外なかったのではないかと。
内部はまるでジャングルのように、植物がたくさん。
これは目の保養だけでなく、冬場室内が乾燥することを防ぐために、
植物からの蒸散作用を利用しています。
おかげで外気が-3度程度なのに、室内は20度ちょっと、湿度45%程度をキープ。
室温が下がる可能性がある場合、結露の心配もあるのでここまで湿度は上げられませんが、
超高断熱+とろでの火連続暖房をしているので、心配がありません。
ブラインドをしていると室内が暗くなってしまうのでは?と心配していましたが、
kameplanでも外付けブラインド採用しようかなぁ、というぐらい、ふんわりしたいい光の具合でした。
最後にツアー一行で記念撮影。
今回ご紹介した以外にも、西方イズムが各所にちりばめられて、目からうろこの連続。
いや~、勉強になりました。