先日のeconoma2の見学会を行っているとき、
実は2F寝室に設置しているこの3.6kwのエアコン1台を運転して、
階段経由で1〜2階を冷やしていました。
(実はまだ、1Fにエアコンを設置していなくて・・・・・)
その時の2F寝室のサーモグラフィー画像が上記のものです。
1Fをしっかり冷やすために、設定温度を18℃間で落としていたためか、
ベット上や壁は16℃(笑)まで落ちてしまっていました。
でもこの写真、南向き2面の窓の温度なんです。
サッシが大きいため、あえてLow-eペアガラスを南側に採用。
外部に垂らした簾との相乗効果で、窓から入ってくる熱を見事にカットできていました。
(南側は冬の日射熱を期待してLow-eを入れないのがセオリーです)
上記サーモグラフィー画像は、3階北側の窓を撮影したものです。
2階のエアコンは冷気が下に降りてしまうので、3階は窓全開。
窓の左側を開けているのですが、開けている側からの熱侵入は39℃!!
対して、閉めている側は29.8℃と、おおよそ10℃も違う。
これはLow-eガラスがあるかないかでここまで違うのです。
また、外気温35.7℃に対して、天井などの表面温度は28.5℃。
「体感温度=(空気温度+表面温度)÷2」
で算出できるので、この部屋の体感温度は32.1℃。
風があれば十分過ごせる温度です。
夏涼しく過ごすのは、断熱を上げることはもちろんのこと、
窓から入ってくる熱をいかに抑えるかにあります。
Low-eガラスで遮ることももちろん有効ですが、
2階の南側の窓のように、外部側によしずやすだれを下げることでも十分効果が上がります。
よしずやすだれなら、工事をしなくても簡単に設置することができるので、
暮らしの一工夫としても、設置することをお勧めしています。