早速、基礎の配筋検査を行なって来ました。
いやぁ、50坪弱の平屋は、やっぱり大きい。
検査する場所が多くて、kameplanも大変でしたが、この鉄筋を組む鉄筋工の職人さんはもっと大変。
平屋とは言え、建物の荷重を受け止め、補修も難しい基礎部分は、
ある程度の「余力」を持っておきたいと考え、2階建て程度の基礎設計をしています。
それが50坪、おおよそ30坪2階建ての3軒分ぐらいの大きさになるので、
それを一気にやるのは、結構大変です。
図面と現場が合っているか、ひとつひとつ確認する事は当然ですが、
実際にそうなっている記録を残すために、写真の様に寸法の分かる「テープ」を合わせて、
写真を撮っておきます。
これらを竣工後まとめて、監理検査記録として建て主さんにお渡しします。
こういう記録は、増改築の時の基礎調査を省けたり、売却の時の建物性能を担保する資料になったりと、
あるとないとは全然違って来るのです。
写真に写っている筒状のものは「スリーブ」と呼ばれる、配管を通すためにあらかじめ穴をあけておくものです。
何もしないでこの穴をあけてしまうと、後々基礎にクラックが入ったりする事があるので、
「開口補強筋」という菱形の鉄筋をセットしておきます。
ちなみにkameplanでは原則、基礎の下(地面の中)を配管を通すことはせず、
地面から上で配管を外部に出す方法をとります。
基礎の下を隠蔽して通すと見た目はいいのですが、
いざ更新しようとすると土を掘り返しての大工事になります。
また、床下の見えない部分で配管が立ち上がって来るので、
そこからシロアリが上がってくることもあり、
見た目は悪いですが、誰が見ても明快な位置に、配管関係を通す事にしています。
そうすることで、施工した業者さんでなくても現場を見ただけで、
ちゃんとしたメンテナンスをする事が出来る様になります。
「永い目で見た時に」その目線を大事にしたいと思っています。
ココは基礎が交錯する、配筋工泣かせの場所。
全数確認させていただきましたが、ちゃんと基準通りの施工となっていました。
いや〜、スバラシイ!!
最後に、法定で定めれている確認申請関係の表記がされているかの確認。
奈良不動産さんの看板の横に、kameplanの看板も建てさせていただきました(笑)
さあ次は待ちに待った上棟。
ワクワクしますねぇ。