前回のエントリー「木造住宅は燃えやすい!?」で、一般的な火災の広がり方を、
火災初期〜中期〜終期に分けてお話ししましたが、
実験用の小さな小屋で、すべての火災性状を把握はできません。
ということで、国土交通省国土技術政策総合研究所で
2012年〜13年に行なわれた実験の動画を見てみましょう。
まずは、壁、天井を木表しにした場合の火災性状です。
木造はまだまだ少数派です。
それが2016年の建築基準法改正に伴い、大きく変わろうとしています。
改正の内容は、
1)3000平米を超える規模のものでも、一定の区画をすれば面積の制限が無くなった。
2)学校などの3階建て建築物も木造で作れるようになった。
という、一見小さな建物には関係ない改正内容ですが、
これをきっかけに木造住宅にも使えそうな、
今まで出来なかった設計手法が整備されつつあります。
これまでも構造的には充分可能でしたが、防火面での検証が出来ていなかったため、
様々な制限がありました。
木造を得意とするkameplanとしては、出来るだけ多くの知見や手法を取り込み、
より魅力的な建物を設計する為に、
今回のセミナーを含め、様々な勉強会や講習会などに参加しています。
その中で、これから家を建てようと思うかたに、
是非とも見ていただきたい動画が3つあります。
(衝撃的な動画ですので、視聴際してはお気をつけ下さい)
まずは、普通の木造住宅の燃え方を再現した動画です。