kameplan architectsでは、全棟許容応力度計算による構造設計を、
設計初期段階で行っています。
これは、特に木造に関しては構造と意匠が絡み合う事が多く、
切り離して考えることができないですし、
自社で意匠設計と平行して行う事で、より精度の高い設計が出来ると考えるからです。
また、設計初期は柱や梁、耐力壁の位置の検討が出来やすい時期でもあり、
建物全体を「デザインする」ためには、温熱シミュレーションとともに、
欠かせないステップになっています。
設計初期はプランが柔らかい事から、数多くの選択肢が生まれます。
その選択肢の中から、出来るだけ多くのトライを行い、最善の絞り込みを行うためには、
大局から細部にわたる「試行錯誤」が行われます。
その作業に大きく貢献してくれるのが、計算結果を3DCG化してくれ、
一目で結果を「見える化」してくれる、現在使っている構造計算ソフトです。
これは設計中に構造の安全率や梁のたわみなどを一目で確認するために、
構造が3Dになり、安全率やたわみの状況を色で表現してくれる構造計算ソフトなんです。
これはある物件の3D軸組図です。
軸組に掛かる荷重の安全率を表したものですが、
ブルーになるほど安全率が高く、赤に近くなるほど安全率が低いということになります。
基準ラインは黄色まで。
この3Dの中にも1本黄色の梁があったので、梁の強度を増したものに変えて緑になりました。
最終的には構造計算書で確認する事はもちろんですが、設計中は、
入力→計算→3Dで確認→危ないところを計算書で確認→再入力→計算・・・・
というステップで進む方が、効率的で確実な構造設計が出来るのです。
kameplanでは構造を表しにする場合も多いので、
意匠的な見え方を考えつつ、安全性にも気を配る必要があるので、
設計の初期段階で、構造計算を行っているのです。
しかし、計算が終わって構造が決まるまで結構な時間がかかり、
意匠との整合性まで考えていると、終わった頃にはクタクタです(笑)
ま、この段階をしっかりやっておくと後が楽ですし、楽しい段階でもあるんですけどね(笑)